2014年10月15日水曜日

苗名滝


ほんのちょっと 寒そうな色合いを連れて
風がやって来た

パブロフの犬の代わりに
パブロンをゴクリ

喉を伝う ソフトクリームの滑らかさに
舌鼓を打つ頃

意思を持った石を包む
水流の隙間が見えた

空気の層は はるか透明で
ちょっと見には 分からなそうではあったが

目を凝らしてみると
存在感を 増すのであった

そのまま
そのまま

テイクアウト
テイクオフ

大縄跳びを 飛び越える瞬間のように
ゴム跳びをした 少女時代を 連想する

ここで ジャンプをすれば
越えられる筈だった

はす向かいの蓮の花
蓮華色に 微笑む夕べ

灯りを探す
出口は どっちだ

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朝っぱらから ハザードを 炊く

一度目は ボク ゴミ捨ての為

二度目 パトカー 事故処理の 為



ガンガンと 掛けるカーステ 下げるのは

信号の 時  パトを 見た刻



薄れた灰色 雲の向日に

輝く 白い 太陽を見た

オレンジ光が 綺麗だったの



明日の光を 探し出すよに

今日の喜び 垣間見るよに

華麗に瞬く 月の 光が

消えた側から 現れた 君



吹き荒ぶ 十字架

危ない 交差点


工作したのは 此の ココロだよ

交錯したのも 此の 心だよ



ちょっと 『 ヤられた カナ? 』 って 思う

甘く 見られて 居たのカナ?

言わんばかりに 粉雪が

車窓の外から 私を 撫でる

静かに 頬の 温度 下げてた

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