2014年10月2日木曜日

辛夷





風邪を引いたら桃缶と相場が決まっている家庭で
炬燵に蜜柑を乗せる程のステータスには包まれなくて

冷風を待ち侘びながら真夏に食べた冷風麺は
かの土地で「冷やし中華」と呼ばれた風

素材も見た目も同じなのに 味が違うのはどうしてと
幼子のきょろんとした目に見詰められた時のような歯がゆさ

上手く説明出来ないのだ 目の前に御玉がないから
救おうとした桃の実も 腐ってしまう季節だからね

一体 旬は 何時なのだろうと独り言

全国各地のスーパーで 何時でも売ってる桃缶を
パクリ 口に入れたが最後 ウッと呻いてしまいそうで

吐き出すのは桃ではなくて 咳とか痰の筈なのに
間違って 要らない言葉が飛び出しちゃったりして

お茶目な笑顔を向ける相手も見つからぬまま
ゆっくりと木を見上げたら
淡い桃色の辛夷が目に入ったよ

ふうん こぶしの実って 可愛らしいんだねぇ
桃みたいに やわらかいようなイメージだけれども
きっと 触ったら 固いんだろうねぇ

拳握り締めながら 誓った約束だとか
コブシキカセテ歌い上げた楽曲だとかを
色濃く 思い起こす夜に

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大阪の 道明寺で 作られた 桜餅みたいな お菓子を
どうみょうじ と 呼ぶらしいです
おはぎみたいに つぶつぶなのが 特徴で
普通の 桜餅は ペタリとした 感覚なんですよ
おじいちゃんの 大好物でした

何時だったか 桜餅が 食べたいと 漏らしたところ
母親が おじいちゃんが 大好きだったのだと
教えて 呉れたんです

成人病も 今では 生活習慣病と 呼ぶみたいに
家族での 嗜好は 似通って 来るのでしょうかね

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今 私が
一体 どんな 感情に 苛まれてて 居るのか
貴方には 解らない
貴方は 私では
無いのですから

其れでも 分かり合おうと言う 気持ちが
生まれて 育ち始めてた頃
二人は 恋人でした

どちらかが 歪んで
相手を 蔑んで みたり
歯車が かち合わなく 成って しまえば

踏んだ アクセルも
スピードを
緩める ばかりで

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連打する 戯言の奥
本音 妄想 物語が 隠されて 居る
埋め込まれた 感情は
時に 消え
又 勃発し
振り返る 事を 知らない

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自らの 正当性の 所以
誰にも 解って 貰えぬのだと
痛み 抱えて 嘆くよりは
自らを ポジティブに 持って 行ける
一番 良い 方法

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独 白


茎の 長さを 数えてる

時の 流れを 数えてる

哀に 触れた 芽吹きの 葉っぱ

いつも いつでも 風に 吹かれて

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思わず 口ずさみたく成るような フレーズ
あなたが 気に入ったよって 呟いた

同じような 口調の 繰り返し
同じような ナンバーの リフレイン

巷では 同数字の 四桁ナンバーが
目立って 居るよ

「 ねぇ あんな 感じなんでしょう? 」
思わず 指差して 呟いてみた

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小さなメダルを 集めると
何故だか お金持ちに 成った様な
錯覚を 覚えます

幼い 子供が
パチンコ屋で 
集める玉にも
似ている でしょぅか

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そう云えば あの町で
ゲーセンや カラオケに行って
楽しみましたね

ドライビングも 全くして居ない
ここ 数年では
とても 懐かしい 思い出と
化して 居るんですよ――

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ゲーセンで 一番 ハマったのは
今は 多分ない Type or Dead
キータイプの スピードを 競うもので
ランキングに 名前を 残しながら
長い道を ドライブしながら
色んな町の ゲーセンで
探しまくった日々を
思い出して 居ます

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