2014年12月1日月曜日

紅葉ブランケット


本日の糸魚川は風が強くてね
雨模様なのだけれども 粒が大きい

ともすれば
アラレにも見えそうな雰囲気だけど
まだ透明

山側の庭園を出る瞬間に
ふと息の白さに気付くみたいに

晩秋は穏やかな時の流れを
作り始める

枯葉は遊ぶ くるくる回る
もう何度も そんな季節を通り過ぎた

秋に産まれた私は
何時までもオータムを抱きしめる

どんなストールよりも愛おしい
ブランケット代わりになるシートはやはり透明
流行りの模様は一切ついていないシンプル

看板がお辞儀をしているような車内
違うの 姿見なんです、と君

くるり振り返り ふわり残り香のよう

降り始めた粒を これ以上 振り払わずに済むように
傘も持たぬ両手を差し出して ここでお別れ

後ろから見送っているから サヨナラは言わない
キラキラの光越しに いつかのワタクシが映る

湖面に描いた逆さまの枝よりも伸びた心で
次の春をも 包み込んで 生きるのでしょうね

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写真の庭園

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過ぎし日の ジャック ・ オ ・ ランタン

奇妙に 揺れ動く 芽が
キミに 観えるかひ?

尋常な迄に 非 現実の ままで

目の前の 全ての景色を
覆い去って 行くんだ



〓  懐かしいね  全ての 良し悪し事が

   或の日  霧に  包まれたまんま

   思い出の パズルなら
   
   空 一面の ブルーに染まる 部分だけ

   健やかに  艶やかに  未完成 して 生るんだよーーーー 〓




ともしびを 揺らせば

あなたとの 走馬灯に 襲われて

こんなにも 眠りが 浅く 鳴ると
知っていて

されど
ねむれずに

最初から 夢を観る予定など
無かったのでしょう・・・?

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誰かを 思い返せば

こんなにも  切なくなる 気持ち

あの日から  封印したままで

限界まで  覚醒する

玄海な迄  隔世すれば

もう  慈しみなど  訪れぬものと

本気で 信じ 続けてた



〓 あわよくば  どうにかなって くれだなんて 事実は

   必ずしも 天国へ召されるとは 限らないのだと  〓



幾ら 自分に 言い聞かせてみた処で

着飾った ルージュも

悲しみの マリアと ともに

ハンモックに 揺られながら

朝日ばかりを 待ち侘びて逝く  〓


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何をしたら 良いだろう

何を 考えたら 良いのかさえ 
分からずに

一人  立ち竦む

痩せ細った 骨
角ばった 頬

冷たく成った  腕
固まった 指は

小さな 数珠で  飾られた

黄色く  白く  揺れる時

解き放たれた  瞬間に

涙が 頬を 染めて

歪む声は  壁の中

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僕は 何をすれば 良いですか

何処へ行けば 良いですか

何を 目指せば 報われますか

確かな未来は 有りますか

非力な ボクの 出来るコト

たった一つは 見つかって

みんなに お茶を 入れました

出涸らしですが  ハイ どうぞ

座布団だって 出しますよ

裏返したりは しないけど

少しは 楽に 成るでしょう

良ければ 少し  休んで下さい

避ければ  なみだ  こぼれますから ×××

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