2014年12月1日月曜日

えびカレー


旦那作のディナー

最後の最後まで 
迷惑と言う名の置き土産を残しつつ
後ろ髪を引かれて来た夜

不思議なスパイスを絡めたようなカレーの香りが
鼻先をかすめた

一仕事を終え 帰宅したならば
エビの殻むきと 幻魚の下処理に翻弄される覚悟で
玄関を開けたから 余計に広がる有り難さ

口当たり良く まろやかな甘さは
箱に記載されている 中辛とは異なるようで

不思議な角度で頬を染めた感動も一入
天ぷら粉を散らしたゲンゲに一塩ふりかけて

涙の代わりに呑み込むは 小骨
途中で見つけた小さな吸盤

これ・・・ イカ? いや タコだよ
ちょっと漏れた笑顔以上に頬が歪む

唇が歪むのは もう御免だ
心が凍てつくのは もっと御免だと

何度も運んだシルバーが 舌先の火照りを
ゆっくりと 癒して往く

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苦いトラブル/藤鈴呼

糸魚川から上越に向かう途中にある道の駅
マリンドリーム能生

海沿いなんですが
何時行っても 駐車場ギッシリ。

きっと 特産品の蟹の殻の中にも 
身がギッシリ詰まっているに 違いない!? 

最近 漸く 蟹の美味しさに目覚めたという体たらくが
お送りしました(笑) 

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〓 な み だ 〓 


ナミダも流れない替わりに

虚しさも 逝ては 呉れずに

のんべんだらりん 記念日を

迎える その筈だったのに

一本の電話が 気分を変えた

気力体力 無い癖に

言い訳にして 滑り込む

まるで 我が家の 部屋状態

この空間が 心地イイ

何も 応えは 見付からず

それは 未だに 変わらない

けれど 失くした 此の台詞

一言ずつでも 紡ぐ度

何時でも あたしは 思い出す

この世で イチバン したいコト

忘れないよに 記録しつ

記憶の隅に 埋めてゆくコト

語り続ける その意味も

意義も なかなか 掴めないけど

あたしが 生きて ゆくために

一人で 大地に 立てるよに

泣かずに 眠りに 就けるまで・・・  〓

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〓 元 カ レ 〓 


昔の カレシには 会わない方が 良いヨと

分かり切った 忠告なら 要らない

男だから 下ゴコロ

全く 無いなんて それは ウソだよ

唯だ 安心感を 与える為の

おびき出す迄の 小細工に 過ぎない事や

絶対 流されない 強気な キモチ

下唇を ギュッと噛んで

例え 赤き血 流れようとも

後悔しない そんな気持ち

きちんと 持ちつ 操れる 状態でなきゃ

会ったりしない 

柔らかなキス せがむ様じゃ

メンタル的に アブナイんだよ

優しい 口説き 文句にも

素敵な 夜景の 明かりにも

NO! と 交わせる 精神力を

何時でも 携帯 して居るよ

過去の 楽しい 記憶と共にね

だから 笑って 報告出来るんだって

知って居る?

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〓 マ ン シ ョ ン 〓


大きな 大きな 国道沿いに

大きな 大きな 建物が有る

扉が 一杯 付いていて

外側からじゃあ 見えないが

きっと 色んな 人間模様

繰り返されてる 部屋の中

小さな 小さな ユアルーム

大きな 夢を 描く子供に

大人に 慣れない 男の子

夫婦不仲の 食卓に

ヒステリックな 皿が飛ぶ

身構えたまま 震えてる

産まれたばかりの 乳飲み子の

皮膚は 爛れて アザだらけ

ケロイド状の 傷 目立つ

父の 玩具の ライターが

キミは 怖くて たまらない

助け 求めた 母親も

般若の 仮面 被ってた

姉は 汚ギャルで 帰って来ない

行く末 不安な 家族ゲームに

口を 開いて 閻魔は待ってる

早く おいでと 手招いて生るxxx  〓

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此処迄 走り続けて来て

高速 乗ろうかどうか 迷って居る

少しは カラダを 休めてあげないと

又 いい加減 時が 経過した時点で

ヤツが 悲鳴を 上げるんだろう なんて

想像しながらも

勝手に 吠えさせときゃ エエやんなんても

考えたりなんかしてね?

とにかく 四苦八苦 なんて

人生は 疲労が募る ばかりだし

もっと キラクに 行こうヨ♪

必死じゃ無くて ヒッツミの 毎日をサ♪

必ず 死ぬのは 尤もだけれど

ヒッ四(ひっし) じゃ無くて

ヒッ二三(ひっつみ) 位の イキオイでサ♪

ねっ! これって 久々の

ヒット商品だと 思わない?

近々 売り出し予定だから 

どうぞヨロヨロねっ♪

盗んじゃダメだぞーん!?  〓

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トイレに行きたくなってしまうと

思考能力は 著しく 欠如するだなんて

そんなの 常識

思い切りの良いと 例えたい位に

高速は 渋滞模様だった

統て 高速にする 予定だったんだよ 本当は

この間は 実況中継を 散々メールで していたよね

今 丁度 その地点に 居るんだヨ

さっき 高速は 降りたって言うのにね

スピードの 変化しない 深夜のドライブ

貴方は 家に 居るみたい

電話 掛けたら イイのかな

それとも このまま ずっと 一人で?

迷って居るけど せっかく来たし

一応 掛けて みたらイイかな?

貴方と 私の テンションが

今は 同時に 動いて生ると

推測ばかり するのだけれど・・・ 〓

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午前中に購入した マックのポテトが

袋の中で 寂しそうに 呟いた

誰か あたしを 食べて下さい

まさに そんな 雰囲気の中

余りの ハナシの内容に

ほんの 少しだけ 

カウントダウンから 離れられた 私の感情 

泣く事すら 許されず

あの日 アナタに 告げた気分が

この あたしを 覆い尽くしてゆく

帰って来いの 断定的な 台詞にも

あやふやな 「そうねぇ・・・」 でしか 返せなかった

大切な 存在は 失くした時に 気付くと言うのなら

私は アナタの屍を

拝まなければ ならないだろうか

それすらも 出来ない癖に

これで もう二度と サヨナラだなんて

シコリが残って 仕方無いよ

期待も 掛けれないけれど

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会った

カレーが 食べたかったから 付き合わせた

少しでも 笑顔で  を

心掛けた つもりだった

いつも通りの 浅い笑い声の  アナタだった

笑う時には 本気の大声で

軽快に行かなくっちゃ! って

笑いながら 軽く アナタの太股を  はたきながら

言おうとした あたしの笑顔は

アナタの元迄 届く直前に 凍り付き

そのまま 塊と化した

ワタクシと言う名の 固まりが

結晶となって 醜い姿で 微笑んで居た

それでも私は 未だ 生きて居た

此処に揺らめく あたしの魂

一体 誰に 見えるんだろう

もしかして 誰にも 伝わらぬまま

朽ちてしまうのかな

揺れた 炎だけを 残して 〓

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