2014年9月26日金曜日

風が流れると





芋虫の行進
葉の隙間を ウネルように
まるで 空が我等の大地であるとでも
言わんばかりに

バカンスを楽しむ
バカはカバだなどと言う格言は
唯だの言い間違いだと信じなさい

尺取虫と毛虫と蛹の違いを30字で表現しなさい
そんな名言すっ飛ばして転がる絨毯

車が引き殺す銀杏たち
放つ悪臭は想像するだけで鼻がひん曲がると呟いて
アスファルトに埋め込むことにした

だけどどうだろう 
ちょっとつらくないか

箒で集めた実の欠片達に
只今即刻放棄されて 言葉をも見失う

杯に注ぐ 雲と言う名の毒
恐怖は青空に埋めてしまいたかったから
ほんの少し縮れた空気感に しっとりさを足す

裂かれた葉の先は 
太い枝から伸びた小枝が
薔薇の棘に見えたのと
同じくらいの憂鬱加減

ふうと隙間風に夢を託す
吸い込んだ石の中に意思はあるのと囁いて
ゆっくりと歩き出す

あの山も川も谷も海も越えてしまったから
もう見えるのは天ばかりですと
点目で可愛らしく呟く
ビーズ玉のぬいぐるみに
今度 話し掛けて みようかな

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銀杏の木と青空の映える時間帯

朝は土砂ったんですけどね 
直ぐに雨上がりと照り返しの太陽

暑いくらいだわ! 夏は終わったんかい!
と ブツブツ言いながら闊歩する

雨樋の上にある杯みたいな形が 
とても御洒落で思わずパシャリ

丁度 アラジンと魔法のランプばりに 
雲が吸い込まれていくような角度感

太い枝から 薔薇の棘が伸びているように
見えてしまいましたの

それは小枝で 
その先に葉がついているだけなんですけどね

高い木なので下から見上げると 
空の背景に銀杏が映り

淡い黄緑の葉たちの中に 
ころころと黄色の実

そして茶色いのが 
トゲの出る太い枝に見える訳だ!

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あなたでなければ駄目なコトが 世の中に幾つ 存在するだろうか

ヒトリきりの夜は 何時までならば 耐えられるだろうか

珍しく 受話器を握る 其の刻に

タイミングが 合わないねって 

笑いあった 夕方過ぎの 刻に。

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寂しさを 埋めるだけの夜には

何も 残らなくて

痛みばかり 感じている風で

本当は 別の次元で 感じている表情だらけ

それだけを 隠した

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一つの ささやきが

とぉ の 星屑に なるのなら

この夜空は

光だらけに 成るのでしょう

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小さな花を 見つけたかったの。

誰も 知らないままに

踏んづけて しまうような

そんな 花びらの 一枚 いちまいを

大切に したかった。

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脳裏の奥で 物語が 続くように

人生は ストーリー なんだから。

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目が腫れる 明日も

いなくなる ヒトたちの波も 忘れて

岸壁に 腰掛けて

ゆっくり 海を 

      眺めて 生きたい

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