2014年7月29日火曜日

遠くへ





百日紅が咲き始めた地上は非常に暑く
閉口することも許されぬほどに膨らむ
ペットボトルを握りしめて 叫ぶ
薄く気化した炭酸を 追い駆けては
呟きの友と語らう 夢の中

背繋げに啼く鴉の群れが
まるで 白鳥の如く V字に広がる
坊や 大きくなったら 何処へ行きたい
問いかけた台詞が 湖の奥へ 沈んだ

忘られるなら 遠く 空の向こうへ
あの 飛行機雲を 追い越せるくらいまで
舞い上がって 踊れ
白鷺の花のように 象られた花が浮かぶ
水面に口づけるのは 干からびた 鳥の嘴

憂いの刃よ
切っ先を掠めたのは 緑の葉たち
大きすぎて 傘の花をも 包み込むくらい
そのまま 静かに 影を閉ざして
見えなくなるくらいまで

夕餉の時刻が近付けば 聴こえ始める
蜩の かなかなかなかな
タイピングの音と 何処か 似通っている
唇の端を歪めながら 自嘲気味に微笑う 
あなたの表情にも 似ている

照り付ける 焦れた灰色から零れだす光
歩いてみても 足跡を探しても
全てが 繋がって行くことが 滑稽で
抜け出せない トンネルの向こう側
爆破する程の勇気は ない癖に
朝焼けまでは 待てないのだから
月の女神に 少しだけ 心 救われる

一枚 二枚 数え始めれば キリがない
遠くへ 行きたいけれど
船が 見つからないの
壊れたオールを抱えながら
唯だ 泣いている
とても 静かな声が 聴こえる

かなかなかなかな
変換できぬ程の 高速で認めた文字の向こうに
隠れてしまうくらいの
小さな つぶやき

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幾らの大金を手にしても 生きてる間に 使えない位の

お金だったら。




    ~ それなら要らないと アナタはいえますか・・・~

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大金持ちになっても 1つの愛も 感じられない人生だったなら。

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何か 楽しい事があったのか 思い出す ヒマも ないほど。

「おめでとう」の たった一言

それは 私に告げられた モノでしたか・・・?

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ごめん 読み方が 分からなかったんだ。

君が 僕に分からない言葉を使う度に

此の 脳細胞は 活性化を 繰り返す

そして 原子のように 分裂を始めて

僕という クローンが 出来上がるんだ。

そろそろ 時間だね DNAに 薬をやろうか

白い粉を混ぜて ガムと一緒に 飲み込むんだよ。

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あの人は 元気かい? よろしく伝えといてって

自分で 電話をかければ 良いのにね。

ケータイ料金がかさむとか

そんな みみっちいハナシを してるようだけどさ

現実問題 そういう瞬間だって 有るんだろう・・・?

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「もう 体年齢は 60歳です・・・」 と 暗い声で言ったら

普通は 笑われて コケに されるのに

あの人は 真剣な顔で ボクに 言いました。

「そっか・・・オレと おんなじなんだねxxx」 って。

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あたしが やめる理由を 知りたい?

今 さっき 気付いた 事。

例えば シャワーを浴びようと思って 裸になっている時に

五月蝿く鳴り響く ケータイ電話は

一瞬 眺めてから 投げ捨てるよね(笑)

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あの人の番号を チェックしたけれど

どこに メモしたのかも 忘れてしまったし

出来れば二度と 出たくは無いのだけれど

なんか 良い方法 思い付かないかな・・・

大切な あの人からの 待ちわびたコールが

なかなか鳴らないのは バチが当たったのかな。

どうして機種変って こんなに高いんだろうね。

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僕は今 インターネット喫茶に来ている

こんな試みは始めてで 少々緊張している様な気分も否めない

だって いつものお星様のマークが

ここでは出て 来ないんだよ

ねぇ それって

とっても寂しい事だと 思わないかい?

ついでに言うと ちょっと キーボードなんかの勝手も違って

正直言って 戸惑っているのかも知れないんだよ

いつもの様に プリンタ用の メールも開けないし

ここは やっと 見つけられたのだけれど

そうだねぇ・・・ 僕宛てのメールなんかが届いていたら どうしようか?

ついでにここは 24時間営業みたいだ。

あの人から電話が来るといけないから

僕は こうやって 目の前に携帯電話を置いている

そろそろだよって 脳が告げる

僕の脳細胞は 本当にどうかしていて

そうだね君は 取り替えない方が 良いのかも知れないよ

それは おすすめ出来ない 何故って・・・

それは 君が一番良く 知っているだろう

僕のミトコンドリアの中身を栽培出来るならば

あの鉢植えの中の花びらに 語り掛けてごらんよ

きっと 芽の生える時期まで待てなくて

根っこから 這い上がって来るのかも知れないんだよ

だから・・・如雨露を持って来て 爽やかな水を撒いておくれ

そう・・・今 すぐにだよ・・・・

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手紙を見る 暇が無いんだ

あの人には 叱咤激励をされながら

いつでも僕は 言い訳を 繰り返す

いつまで待っても返信の来ないメールや

僕の 言葉に埋もれる毎日を

一体 何人の人間が 許して呉れると言うのだろう

それより何より 茶色の請求書は 見たくないよ

払えないだなんて言わないけれど

借金地獄は もう 沢山なんだ

それで 夢の世界まで 追いやられた人達を かなり沢山 知っているからね

僕は 夢現つの幻想の中で いつまでも生きて見たいけれど

神様は 僕の命を

あと どのくらい 永らえて 呉れるんだろうねぇ・・・キミ。

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